皆さんこんにちは!
松丸、更新担当の中西です。
さて今回は
~“船上の快適”~
エンジンだけが船ではありません。
乗客が過ごすデッキ・キャビン・艤装品の状態が、快適性と安全性を大きく左右します。
1. デッキメンテナンスの基本
釣り船のデッキは、常に水・血・魚油に晒される過酷な環境。
放置すると滑り・腐食・臭気の原因になります。
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FRPデッキは中性洗剤+ブラシで洗浄
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ステンレス金具は錆取り+防錆コート
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デッキ下収納は定期的に乾燥
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排水スカッパーの詰まりチェック
ノンスリップ塗装が劣化している場合は、再塗装やゴムマット貼替で安全性を回復させましょう。
2. 艤装品・ロッドホルダー・レール類
釣り船では、ホルダーやレールに強い力が加わります。
ネジの緩み・ベースの腐食を放置すると、航行中に脱落する危険も。
アルミ・ステンレス接触部には防錆グリスを塗布し、年1回の締付確認を行います。
3. 安全装備は“命綱”
遊漁船では法定装備(救命胴衣・消火器・信号紅炎・救命浮環など)の維持が義務。
加えて、実際の運用では以下も欠かせません。
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救命索の展開確認
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船内消火器の有効期限管理
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航海灯・AIS・VHF無線の動作確認
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救急用品の補充
トラブル時は“数秒の判断”が命を分ける。
普段から動作確認をしておくことが、安心して釣行を楽しむ第一歩です。
4. 快適性も安全の一部
エアコン・冷蔵庫・トイレ・キャビン照明などの快適装備も、立派な安全装備です。
疲労を減らす=判断力を保つ、という意味で極めて重要。
電装トラブルやポンプ詰まりも、日常点検で早期発見しましょう。