釣果情報

第19回遊漁船雑学講座

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皆さんこんにちは!
松丸、更新担当の中西です。

 

夏の船は陽射し・高水温・表層ベイトがキーワード。アクティブに動く群れと、日中の暑さをどうコントロールするかが釣果と体力の分かれ道です。ここではファミリーにも勧めやすいキス・アジから、手堅いタコ、映えるタチウオ、ロマンの青物まで、安全第一で“楽しい”を取りにいく戦略をまとめます。

 

1|シロギス:数釣りで笑顔量産
• リグ:天秤+仕掛け2本針/3本針。オモリ15〜25号。餌はジャリメ/イシゴカイ。
• 操作:底トレースが命。着底→トントン→ゆっくりズル引き→ステイ。砂紋を感じるくらい繊細に。
• 小ワザ:アタリが遠い→ハリスを5〜10cm短縮、餌は“長すぎない”が正解。

 

2|アジ:船サビキ〜ライトゲームまで
• サビキ:ウルメ/カタクチが入ると一気に高活性。コマセ同調で棚ピタを維持。
• タイミング:日中はシェード/船影が効く。夕まずめは表層寄りに。
• ライトゲーム:PE0.4〜0.6号+ジグ単1.0〜2.0g。フォールで食わせる“止め”が決め手。

 

3|タコ:根掛かりと隣り合わせの攻略法
• タコエギ/スッテ:ボトムに貼り付け続けること。30〜40g中心、潮速で増減。
• 誘い:ズル引き5m→ステイ3秒を基準に。明確な重み=即フッキング。
• 取り込み:船縁でバラしやすい。ネット/ギャフは船長の指示で。

 

4|タチウオ:夏のアイドルを手早く量る
• テンヤ:餌付けをまっすぐ&張り気味に。フォールで見せ、ステイ1〜2秒→小さく誘い上げ。
• ジギング:ハイピッチ短めで“見せて食わせる”。グロウ/パープル/シルバーは常備。
• ドラグ:テンヤはやや固め、ジグはやや緩めでバラシ軽減。

 

5|青物:回遊の“線”に当てる
• ベイト:イワシ/カタクチの群れの進行方向を読む。ナブラ=“点”ではなく線/面で追う意識。
• メタルジグ:120〜200gを潮で使い分け。フォールの初速と1シャクリ目で食わせる設計。
• 安全:周囲と同調することが最大の効率化。移動合図/投入合図は即応。

 

6|夏の安全・快適グッズ
• 給水:スポドリ+水を1人2〜3L目安。塩タブレットも。
• 遮熱:ネッククーラー/冷感タオル/扇風機。帽子はつば広+ストラップ。
• 氷:前夜から塩氷(水+塩)で温度を下げ、当日は板氷+海水氷の二段構え。

 

7|まとめ:熱中症対策=釣果対策
集中力が落ちるとアタリの“微差”を取りこぼします。水分・塩分・遮熱の3点で“楽しい時間”を最後まで。次回は実りの秋、高活性の海で数と型を取りにいきます!